ハッスルサーバーの評判・2個のメリットと6つのデメリット


著者情報
Webライターの「ひー」です。2017年にWordPressを始め、1年2ヶ月でブログ月収5万円達成。これまで16社のサーバーを使いました。
12社を超えるサーバーを使った経験上、ハッスルサーバーは転送量が少ないためおすすめできないレンタルサーバーです。1日1GBの転送量を超えサーバーに負荷をかけることは禁止事項とみなされ、ファイル削除やアカウントロックされる可能性があります。
積み上げたブログのアクセスが増えるうれしいタイミングですべて消される可能性が否定できないので、やはりおすすめしません。
ハッスルサーバーと同価格帯でも転送量の充実したサーバーはあります。 WordPressおすすめレンタルサーバー7選!失敗しない選び方5つはコレ! から探しましょう。
この記事ではハッスルサーバーの評判や口コミ、さらにメリットデメリットを解説しました。
ハッスルサーバーとは|こんな人におすすめのレンタルサーバー!

ハッスルサーバーは有限会社ネットエイドが運営するレンタルサーバーです。月額料金208円~で利用できる格安サーバーですが、サーバースペックや機能性が低くおすすめできません。
月額料金 | 208円~ |
初期費用 | 1,000円 |
ページ読み込み時間 | 未計測 |
MySQL数 | 1 |
WordPress簡単インストール | あり |
自動バックアップ | なし |
SSL | なし |
ディスク容量 | 3GB |
転送量 | 1GB/日 |
だれにもおすすめできません。
ハッスルサーバーの評判
ハッスルサーバーは利用者が少なく、評判や口コミは2件しかありませんでした。
ハッスルサーバーのいい評判・口コミ
ハッスルサーバーのいい評判・口コミはありませんでした。
ハッスルサーバーの悪い評判・口コミ
ハッスルサーバーはサポート対応が悪いと不評でした。
この2件しか口コミがないため、これだけで判断はむずかしいものの参考にしてください。
ハッスルサーバーの料金・キャンペーン

ハッスルサーバーは月額料金208円~で利用できます。料金プランはシンプルに1つだけです。
12ヶ月契約 | 208円/月 |
6ヶ月契約 | 250円/月 |
3ヶ月契約 | 333円/月 |
初期費用 | 1,000円 |
ハッスルサーバーの2つのメリットをレビュー
ハッスルサーバーの2つのメリットをレビューします。
月額料金が安い

ハッスルサーバーは月額料金が安いのがメリットです。
レンタルサーバー | 料金プラン | 月額料金 |
---|---|---|
ハッスルサーバー | ー | 208円~ |
ConoHa WING | ベーシック | 836円~ |
Xserver | X10 | 792円~ |
ロリポップ | ハイスピード | 550円~ |
mixhost | スタンダード | 968円~ |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 436円~ |
ハッスルサーバーであれば大手サーバーの半額以下でブログ運営できます。月額料金が安くなるため、少ない出費でブログをはじめられます。また、固定費となるサーバー代が安いため黒字化しやすいです。
WordPress簡単インストール機能がある

ハッスルサーバーはWordPress簡単インストール機能があるのがメリットです。

WordPress簡単インストール機能とは、WordPressに必要はデータベース作成やWordPressシステムの設置がワンクリックで終わる機能。ほとんどの国内サーバーで利用できる。
しかし、ドメイン関連の設定など基本的で欠かせない設定の多くは、自分でしなければならない。
この機能があるとブログ未経験者でもWordPressを設置できます。従来のようにWordPressシステムを公式サイトからダウンロードし、サーバーにアップロードする作業は必要ありません。少しの入力作業とクリック操作で設置できます。
ただし、データベースを先に作っておかねばなりません。これは余計な手間がかかるデメリットのため データベースは自動生成されない で詳細に解説します。
ハッスルサーバーの6つのデメリットをレビュー
ハッスルサーバーの6つのデメリットをレビューします。
転送量が少ない
ハッスルサーバーは転送量が少ないのがデメリットです。

転送量とは、ブログを表示するための通信量のこと。スマホのギガ(データ通信量)に似ている。例えば、1日100GBの転送量のサーバーは100GBを超えると転送できず、アクセス制限される場合がある。
サイト運営者がサーバーにアップロードするときも転送量を消費する。
ブログのアクセス増加に比例して転送量は増えます。ハッスルサーバーは1日1GBの転送量しかありません。この場合、1日200~1,000PV(ページビュー)程度しか転送されません。これでは集客・収益を目指したブログを作るのはむずかしいですし、ポートフォリオや会社のホームページなども作れないでしょう。
そのうえ、1日1000Mバイトを超えるデータ転送は禁止事項とされており、次のように処置される可能性があります。
ハッスルサーバーでは、限られたサーバーを複数のお客様で共有するため、他のお客様にご迷惑をおかけするような行為を禁止させていただいております。もし、これらの行為が発見された場合、パーミッションの変更、ファイルの削除、アカウントのロックなどの処置を行います。快適なサーバーを維持するため必要な処置です。ご理解のほど宜しくお願い致します。
禁止事項について|ハッスルサーバー
※黄ラインは筆者装飾

あなたや会社について知ってもらう、または収益化するためのブログなのに、アクセスが増えるほど消される可能性が高くなるサーバーは使えないでしょう。
そもそも、他社サーバーに比べ転送量が少な過ぎます。
レンタルサーバー | 料金プラン | 転送量 |
---|---|---|
ハッスルサーバー | ー | 1GB/日 |
ConoHa WING | ベーシック | 27TB/月 |
Xserver | X10 | 900GB/日 |
ロリポップ | ハイスピード | 900GB/日 |
mixhost | スタンダード | 18TB/月 |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 700GB/日 |
ハッスルサーバーの転送量は大手サーバーの1%以下しかありません。
ディスク容量が少ない
ハッスルサーバーはディスク容量が少ないのがデメリットです。わずか3GBのディスク容量しかありません。

ディスク容量とは、サーバーのデータ保存容量のこと。容量が多いほど画像やテキストなどのブログデータ、メールデータをたくさん保管できる。パソコンのHDDやSSD、スマホの内部ストレージと同じ意味。
画像の多いポートフォリオや会社のホームページなどには向いていません。テキストメインのブログならまだしも、画像をたくさん使うつもりならハッスルサーバーは避けましょう。
SSL化できない

ハッスルサーバーはSSL化できないのがデメリットです。

SSLとは、暗号化によるサイトセキュリティの1つ。SSL化されたサイトのURLは「http://」から「https://」に変わる。SSL化はSEOにも影響する重要な要素で、ブログ運営に欠かせない。
SSL化つまりHTTPS化は検索エンジンのGoogleも重要視しており、SSL化サイトが優先的にインデックス登録されます。
Google は、より多くの HTTPS ページを探すよう、インデックス システムを調整していることをお知らせします。
HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります
ですからブログ運営でSSL化することは絶対に必要なセキュリティ設定ですが、ハッスルサーバーはSSL化できません。今や無料サーバーすら無料独自SSLが使える時代です。そう考えるとハッスルサーバーはSSL化において無料サーバーにも劣ると言えるでしょう。
データベースは自動生成されない
ハッスルサーバーはデータベースが自動生成されないのがデメリットです。

データベースとは、WordPressブログに必要なデータをまとめたもの。電話帳のように必要な情報が整理されている。WordPressはデータベースがないと作られない。代表的なデータベースMySQLである。
現在のレンタルサーバーはハッスルサーバー同様に WordPress簡単インストール機能がある のが一般的です。他社サーバーのこの機能はたいていデータベース自動生成機能も有しています。つまりWordPress簡単インストール機能を使えば、自動的にデータベースも作られます。
しかしハッスルサーバーではデータベースが自動生成されないため、あらかじめデータベースを手動で作らねばWordPressをインストールできません。ブログ未経験者であれば、データベースの作り方がわからず戸惑うはずです。
バックアップ機能がない

ハッスルサーバーはバックアップ機能がないのがデメリットです。ブログデータをバックアップしたいならFTPソフトと言われる専用ソフトを使って、バックアップデータを手動で保管しなければなりません。
しかし、バックアップはたとえ面倒でもブログ運営に欠かせません。サーバー障害や誤操作によるブログデータの削除や破損はいつ起きるか分からないからです。もしバックアップのない状態でデータが消えたら復元できません。頑張ってきた時間や労力が消えてしまいます。
絶対に必要なバックアップの操作がむずかしいのはハッスルサーバーの大きなデメリットでしょう。
稼働率非公開
ハッスルサーバーは稼働率非公開なのがデメリットです。

稼働率とは、サーバー稼働時間のうちトラブルなく正常稼働した時間の比率。稼働率99.99%は、1年間(8,760時間)のうち1時間ほどしか停止せず、残りは正常稼働したことを示す。
サーバーの安定性を稼働率という数字データで確認できないため、どれほど安定しているか評価できません。
ただし、ハッスルサーバーに限らず格安サーバーの多くは稼働率を公開していません。公開できる高い稼働率を達成するのはむずかしいのでしょう。稼働率を公開したり品質保証したりするのは大手サーバーだけです。
ハッスルサーバー | 稼働率非公開 |
ConoHa WING | 99.99%品質保証 |
Xserver | 実績99.99% |
ロリポップ | 実績99.99% |
mixhost | 99.99%品質保証 |
さくらのレンタルサーバ | 実績99.99% |
カラフルボックス | 非公開 |
ヘテムル | 実績99.99% |
お名前.comレンタルサーバー | 実績99.99% |
スターサーバー | 非公開 |
JETBOY | 非公開 |
CORESERVER | 非公開 |
ハッスルサーバーに関するよくある質問
ハッスルサーバーに関するよくある質問に答えました。
ハッスルサーバーはWordPressを使える?
はい、ハッスルサーバーはWordPresを使えます。
MySQLのデータベースを1つ利用できるため、WordPressブログを1つ運営できます。
ハッスルサーバーはhttps化できる?
いいえ、ハッスルサーバーはhttps化できません。
安全な接続が確立できないサイトとして、一部のブラウザでは[ 安全ではないサイト ]として表記されます。そのため警戒心の強い検索ユーザーはハッスルサーバーで作ったブログにアクセスしてくれないかもしれません。詳細は SSL化できない に解説しました。
ハッスルサーバーは独自ドメインを取得できる?
いいえ、ハッスルサーバーで独自ドメインを取得できません。
独自ドメインを使ったWordPressブログをはじめたいなら、ムームードメインなどのドメイン取得サービスで独自ドメインを取得してからハッスルサーバーに申し込みます。
→ ムームードメイン はこちら。
まとめ
ハッスルサーバーは転送量が少なく、おすすめできないレンタルサーバーでした。1日1GBを超えた転送量は禁止事項とされています。ブログアクセスが増えるほどにアカウントロックなどの処置を受ける可能性が高くなるため、集客したいブログ作りには向いていません。
転送量の多いサーバーを選びましょう。ハッスルサーバーと同価格でも十分なサーバーが見つかります。関連記事をお読みください。