実際に契約中のロリポップ ライトプランにownCloudをインストールし、約100GBのオンラインストレージを構築しました。

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ownCloudを使えば、ロリポップの余ったディスク容量を最大限に活用できます。
オンラインストレージを専用サーバー環境に構築できる無料のサービス。DropboxやOneDriveの代替手段になる。大容量のデータ保管や共有もかんたん。
「ロリポップの容量があまって、もったいない・・・」と感じているなら、ownCloudの活用がベストです。
- 追加費用0円でオンラインストレージを構築できる
- 共有ディスクスペースを簡単に作成できる
- 大容量のデータファイルを簡単に送れる
この記事ではownCloudのメリットとインストール方法を徹底解説しました。
ロリポップでownCloudを使う3つのメリット
ownCloudを使うメリットは3つです。
- 追加費用0円でオンラインストレージを構築できる
- 共有ディスクスペースを簡単に作成できる
- 大容量のデータファイルを簡単に送れる
1つずつ解説します。
追加費用0円でオンラインストレージを構築できる

ロリポップでownCloudを活用する最大のメリットは、追加費用0円でオンラインストレージを構築できることです。
インターネット上にデータを保存できるサービスのこと。パソコンやスマホの内蔵ストレージの容量不足を解消したり、データを共有したりできる。クラウドストレージとも言う。DropboxやOneDriveが有名。
パソコンやスマホのストレージが不足した時は、有料でオンラインストレージを利用するのが一般的です。しかし、ロリポップユーザーならすでにストレージ(ディスク)を借りているため無料でオンラインストレージを構築できます。
有料オンラインストレージとowncloudの料金比較
有料オンラインストレージ導入とownCloud導入の料金を比較しました。
オンラインストレージ | 月額料金 | 年額 | 容量 |
---|---|---|---|
ownCloud (ロリポップ) | 無料 | 無料 | 100GB(ライトプラン) 150GB(スタンダードプラン) 250GB(ハイスピードプラン) 1.0TB(エンタープライズプラン) |
Dropbox Plus | 1,500円 | 14,400円 | 2.0TB |
OneDrive Standalone | 224円 | 2,688円 | 100GB |
Google Drive (100GB) | 250円 | 2,500円 | 100GB |
Amazon Drive | 250円 | 3,000円 | 100GB |
個人でオンラインストレージを利用する場合、他社は毎月224~1,200円もかかります。
しかし、ownCloudならすでにサーバー代を支払っているため、完全に無料です。
よく考えれば、一度オンラインストレージを使い始めたら1ヶ月だけでなくほぼ永久に使いませんか?
使い続けるほどオンラインストレージよりownCloud導入のメリットが大きくなります。
法人・ビジネスなら、いよいよownCloudを導入すべきです。料金を比較しました。
オンラインストレージ | 月額料金 | 年額 | 容量 |
---|---|---|---|
ownCloud (ロリポップ) | 無料 | 無料 | 100GB(ライトプラン) 150GB(スタンダードプラン) 250GB(ハイスピードプラン) 1.0TB(エンタープライズプラン) |
Dropbox Business (Standard) | 1,500円/人 | 15,000円/人 | 5.0TB/人 |
OneDrive for Business (Plan1) | 540円/人 | 6,480円/人 | 1.0TB/人 |
Google Drive (2.0GB) | 1,300円/人 | 13,000円/人 | 2.0TB/人 |
Amazon Drive (2.0TB) | 2,600円/人 | 27,600円/人 | 2.0TB/人 |
比較表のとおり、年額導入にかかるコストは他社とownCloudでは天地の差です。
ですから、すでにロリポップを使っているのが個人であれ法人であれownCloud活用をおすすめします。とりわけ、他社のオンラインストレージサービスを使っているなら、すぐに導入を検討したいですね。
共有ディスクスペースを簡単に作成できる

ロリポップでownCloudを活用すれば、共有ディスクスペースが簡単に作成できるのがメリットです。
リモートワーク全盛期の2020年、データのやり取りに困る場面があります。
- 共有サーバーが急に必要になった
- 少数精鋭のうちではサーバーを維持管理できる時間もない
ロリポップなら、ownCloudの共有ディスクスペースを簡単に作れます。
ownCloudをインストールすればユーザーごと、チームごとのアクセス権限付与を選びながらファイル共有ができます。
社内のやり取りはもちろん、外部のパートナーとの共有もしやすいのがownCloudです。
大容量のデータを簡単に送れる

ロリポップでownCloudをインストールすれば、大容量のデータを簡単に送れます。
- 「社内のAさんにデータを送りたいけど、メールの添付ファイルサイズを超えている」
- 「委託企業先と連携してファイルを作りたいけど、どうすればいいのか」
こんな時、大容量のファイルをownCloud上に保存し、共有リンクのURLを送ればO.K.です。
間違って共有リンクを発行しても、取り消しできるため安心です。
ロリポップでownCloudを簡単インストールしてみた
ロリポップでownCloudをインストールしました。
「ownCloud簡単インストール」機能を使うので、だれでも簡単にインストールできます。
- ドメインを用意(今回は独自ドメインを新規取得)する
- 使うドメインのPHP設定を7.3までに変更
- ユーザー専用ページで[ownCloud簡単インストール]を開く
- インストール先とownCloudの設定
設定内容が間違いなければ、[入力内容確認]ボタンをタップ - 設定内容を再確認し[インストール]する
ユーザー名とパスワードはownCloudのログインで使うため忘れないようメモする - 設定したユーザー名とパスワードでownCloudにログイン
- ログインできれば、ポップアップを消せばownCloudが利用可能
ログインした後は、ownCloudのページをブラウザのお気に入りやブックマークに登録しましょう。いつでもすぐにアクセスできますよ。
ownCloudの使い方
ownCloudの使い方を簡単に解説しました。
データのアップロード
データのアップロードは3ステップです。
- ホームの横にある[プラス]ボタンをタップし[アップロード]を選択
- アップロードしたいデータを選び[開く]
- 適切にアップロードされれば画面上に追加される
注意したいのは、ownCloudはフォルダごとアップロードできません。
フォルダごとアップロードしたい場合は、圧縮(zip形式)フォルダーにしてください。
データの共有
データの共有は3ステップです。
- 共有したいデータの[共有]ボタンをタップ
- 画面右側に表示された詳細にある[共有]→[公開リンク]→[公開リンク作成]にすすむ
- 作成する公開リンクのリンク名やパスワードを設定し、良ければ[共有]をタップ
- 共有できれば、ファイルに[共有中]と表示される
ownCloudの共有は、パスワードの設定や期限を設定できます。
パスワードや期限設定を使えば、より強固なセキュリティのもとで共有できるため安心です。
設定したパスワードや別のメールで相手に連絡できますし、期限設定はプロジェクトの期限などに決めてしまえばよいでしょう。
データの削除
データの削除は2ステップです。
- 削除したいデータを選択し、右上の[削除]ボタンをタップ
- 削除がはじまったら[回転]アイコンが表示され、待っていれば完了
ロリポップでownCloud まとめ
ロリポップの容量が余っているならownCloudを使ってください。
- 追加費用0円でオンラインストレージを構築できる
- 共有ディスクスペースを簡単に作成できる
- 大容量のデータファイルを簡単に送れる
ロリポップは、「ownCloud簡単インストール」機能があるので簡単に利用できます。
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