4種類に分かれるレンタルサーバーの違いは何?


著者情報
Webライターの「ひー」です。2017年にWordPressを始め、1年2ヶ月でブログ月収5万円達成。これまで16社のサーバーを使いました。
レンタルサーバーは、4種類に分けられます。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS
- クラウドサーバー
ブログ初心者は迷うことなく共用サーバーを使ってください。他の3種類のサーバーは専門知識が必要だからです。
この記事では4種類のレンタルサーバーの違いを解説します。
初心者が選ぶレンタルサーバーの種類は共用サーバー一択
「WordPressを使ったブログに挑戦したい」と考えている初心者なら、共用サーバーを選んでください。
ほかの3種類のサーバーは専門知識が必要ですし、共用サーバーを選んだせいでブログ運営に支障が出ることもありません。
4種類のレンタルサーバーの違い
4種類のレンタルサーバーの違いは、賃貸物件にたとえれば超簡単に理解できます。
- 共用サーバー:シェアハウス
- 専用サーバー:一軒家の借家
- VPS:マンション
- クラウドサーバー:小ホールから大ホールまであるイベント施設
サーバーを借りるか物件を借りるかの違いだけで、メリット・デメリットもほぼ同じ意味でとらえて問題ありません。
では、詳しく1つずつ解説します。
共用サーバー

共用サーバーは、まるでシェアハウスのようです。
あなたが借りたサーバーを他の人も借りています。
そのため、だれかのブログのアクセスが増えれば、あなたのブログにアクセスしにくくなります。ちょうどシェアハウス仲間が友だちを10人連れてきたため共用スペースが混雑し、あなたが友だちをもてなす場所がなくなったことに似ています。
もちろん、共用サーバーにはメリットもあります。
はじめから家具家電が備え付きで、なおかつ家賃が安いシェアハウスのように、共用サーバーはWordPressやPukiwikiなどのシステムが備え付きで、しかもレンタル料金が安いです。
共用サーバーをまとめると「たまに不便な思いをするかもしれないけど、安さと手軽さを考えれば十分に納得できるサーバー」と言えます。
共用サーバーを提供するレンタルサーバー
個人におすすめな共用サーバーです。
サーバー | プラン | 月額料金 | ディスク容量 |
---|---|---|---|
Xserver | X10 | 792円~ | 200GB |
ConoHaWING | ベーシック | 836円~ | 250GB |
ロリポップ | ライト | 275円~ | 100GB |
mixhost | スタンダード | 968円~ | 250GB |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 436円~ | 100GB |
※WordPressが使える最安プランで選びました。
専用サーバー

専用サーバーは、一軒家の借家のようです。
借家だけど一軒家だから、自由に気楽に過ごせます。
とはいえ、一軒家を借りたので家具家電も自分でそろえないといけませんし、シェアハウスより家賃が高いです。同じように専用サーバーは自分でサーバーの設定を整えなければならず、それでいてレンタル料もシェアハウスより高くなります。
専用サーバーのメリットは、何よりも自由で、他のブログの影響を受けないこと。
ご近所さん(隣のサーバー)にたくさん友だちが集まっても、こちらは何も迷惑ではありません。専用サーバーはまるっと1台サーバーを借りるのですから、別サーバーのアクセスのにぎわいは無関係です。
専用サーバーをまとめると「毎月の支払額は高いし知識もいるけど、自由に過ごせる快適なサーバー」と言えます。
専用サーバーを提供するレンタルサーバー
専用サーバーを提供するレンタルサーバーです。
サーバー | プラン | 月額料金 | ディスク容量 |
---|---|---|---|
CPI | CHM-Z | 29,700円~ | 480GB~ |
さくらのレンタルサーバ | PHY | 9,900円~ | 440GB~ |
WADAX専用サーバー | マネージド1 | 33,792円~ | 4TB |
エックスサーバー ビジネス | マネージド専用 エントリー | 29,700円~ | 500GB |
カゴヤ | 044Quad | 9,900円~ | 2TB×2 |
専用サーバーは、おおよそ30,000~100,000円の初期費用が発生します。
VPS

VPSは、まるでマンションです。
おなじ建物にほかの人も住んでいるけど、それぞれの住んでいる部屋が違うので自由にくつろげます。
ただし、家具家電を自分で用意しなければなりませんし、一軒家の借家ほど広くもありません。VPSはサーバーの設定を自分でしなければならず専門知識が必要です。さらに専用サーバーのように1台まるごと自分のものではないので、ほかのブログの影響が完全にゼロとなるわけではありません。
VPSのメリットは、自由でほかのブログの影響を受けにくいこと。
おなじサーバーにお隣さん(ほかのブログ)がいますが、マンションの部屋が違えばほとんど気になりません。もちろんお隣さんがどんちゃん騒ぎレベルにバズってしまえば、多少なりとも影響はありますが。
VPSはサーバー内で部屋を仮想的に分けるため、自分のパーソナルスペースがきちんと確保され、基本的にほかのブログの影響は受けにくいですね。受けない、ではなく受けにくいです。
VPSをまとめると「少し料金は高いけど、ほかのブログの影響を受けにくくなるサーバー」と言えます。
VPSを提供するレンタルサーバー
VPSを提供するレンタルサーバーです。
サーバー | プラン | 月額料金 | ディスク容量 |
---|---|---|---|
ConoHa VPS | 512MBプラン | 530円~ | 30GB~ |
さくらのVPS | 512MBプラン | 643円~ | 25GB~ |
カゴヤ VPS | KYM 1GBプラン | 660円 | 20GB |
WebARENA | VPSクラウド 1GBプラン | 396円 | 20GB |
クラウドVPS | 1GBプラン | 780円~ | 50GB~ |
クラウドサーバー

クラウドサーバーは、小ホールから大ホールまであるイベント施設のようです。
人数に応じ借りるホールの大きさを選べます。
ただ、イベント施設を借りるかのようにクラウドサーバーは基本的に必要なシステムを自分で用意しなければなりません。
クラウドサーバーのメリットは、利用人数に応じて借りるサーバーの量をフレキシブルに増減させられることです。
アクセスが多くなればサーバーの利用スペースを増やして対応し、アクセスが少なければ最小限の利用にとどめます。ムダがない運営と言えますね。
ただし、アクセスが増えるほど料金も上がるため、支払額が予想以上に高くなるリスクも抱えています。さらに、イベント会場に悪意を持って冷やかしに来る集団(サーバーへのDos攻撃)のせいで、収益はないのに施設をひろく借りなければならず高額な支払いだけが残る、なんて可能性もあり厄介です。
クラウドサーバーをまとめると「アクセスに応じて借用範囲を変更できるサーバー」と言えます。
クラウドサーバーを提供するレンタルサーバー
クラウドサーバーを提供するレンタルサーバーです。
- Amazon EC2
- Microsoft Azure
- Google cloud
- さくらのクラウド
- カゴヤのFLEXクラウドサーバー
※クラウドサーバーは料金やコア構成などが多岐にわたるため、詳細は省いています。
レンタルサーバーの種類 まとめ
レンタルサーバーは4種類ありました。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS
- クラウドサーバー
「WordPressでブログはじめよう」と考えているなら、共用サーバーでO.K.です。サーバー知識を増やせばVPSなど種類の違うサーバーも利用できますが、ブログの集客・収益化が目的であれば、サーバー選びに時間をかけるべきではありません。
共用サーバーから、良さそうなものを選びWordPressをすぐにはじめるのがおすすめです。おすすめの共用サーバーと選び方は関連記事にまとめました。