WebARENA SuiteSの評判・4個のメリットと7つのデメリット


著者情報
Webライターの「ひー」です。2017年にWordPressを始め、1年2ヶ月でブログ月収5万円達成。これまで16社のサーバーを使いました。
12社を超えるサーバーを使った経験上、WebARENA SuiteSは転送量が少なくおすすめできません。ブログアクセスが増えるとアクセス制限されやすくなります。同時アクセス数が80以下なので、バズったら見れなくなる可能性が非常に高いです。そうなれば集客・収益のチャンスを逃します。
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WebARENA SuiteSは株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズが運営する共用サーバーです。NTTコミュニケーションズの子会社で、名前だけで信頼感・安心感を感じます。しかし、実際はマイナーな共用サーバーで利用者の口コミや評判はほとんどありません。
WebARENA SuiteSではなく、転送量の多いハイスペックなサーバーを WordPressおすすめレンタルサーバー7選!失敗しない選び方5つはコレ! から探しましょう。
この記事ではWebARENA SuiteSの口コミや評判、さらに4個のメリットと7つのデメリットを解説しました。
WebARENA SuiteSとは|こんな人におすすめのレンタルサーバー!

WebARENA SuiteSは月額料金327円~で利用できる共用サーバーです。安く使えるものの機能性やサーバースペックは高くありません。
月額料金 | 327円~ |
初期費用 | 無料 |
ページ読み込み時間 | 未計測 |
MySQL数 | 3個 |
WordPress簡単インストール | あり |
自動バックアップ | あり |
SSL | 無料SSL |
ディスク容量 | 100GB |
転送量 | 10GB/日 |
WebARENA SuiteSの評判
WebARENA SuiteSは利用者が少ないため口コミや評判が少ないです。
口コミはそれぞれ1件ずつしかありません。そのためWebARENA SuiteSの実態を口コミや評判から判断するのはむずかしいでしょう。
WebARENA SuiteSのいい評判・口コミ
WebARENA SuiteSはトラブルがないと好評でした。
WebARENA SuiteSの悪い評判・口コミ
WebARENA SuiteSはSSL化は独自ドメインのみと不評でした。

独自ドメインとは、世界に1つしか存在しないドメイン。当サイトは「mvno-osusume.com」という独自ドメインを使っている。WordPressブログには独自ドメインを使うのが一般的。
しかし、共用ドメインがSSL化できないのはWebARENA SuiteSに限った話ではなくロリポップなども同様です。また、実際サーバー会社からもらえる共用ドメインより独自ドメインのブログ運営が一般的なため、あまり気にする必要はありません。
WebARENA SuiteSの料金・キャンペーン

WebARENA SuiteSは月額料金327円~で利用できます。支払方法により初期費用・月額料金が変わります。
料金 | クレジットカード払い | 請求書・口座振替 |
---|---|---|
月額料金 | 327円 | 1,207円 |
初期費用 | 無料 | 1,100円 |
長期契約による割引などはありません。また最低利用期間は3ヶ月です。
WebARENA SuiteSはキャンペーンを実施していません。
WebARENA SuiteSの4つのメリットをレビュー
WebARENA SuiteSの4つのメリットをレビューします。
月額料金が安い

WebARENA SuiteSは月額料金が安いのがメリットです。月額料金が安ければブログ運営の黒字化を達成しやすくなります。
レンタルサーバー | 料金プラン | 月額料金 |
---|---|---|
WebARENA | SuiteS | 327円~ |
ConoHa WING | ベーシック | 836円~ |
Xserver | X10 | 792円~ |
ロリポップ | ハイスピード | 550円~ |
mixhost | スタンダード | 968円~ |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 436円~ |
大手レンタルサーバーと比べると安くなっています。
初期費用無料

WebARENA SuiteSは初期費用無料なのがメリットです。初期費用が発生しないため、ブログ開設にかかる費用が他社より少し安くなります。
レンタルサーバー | 料金プラン | 月額料金 |
---|---|---|
WebARENA | SuiteS | 無料 |
ConoHa WING | ベーシック | 無料 |
Xserver | X10 | 3,300円 |
ロリポップ | ハイスピード | 無料 |
mixhost | スタンダード | 無料 |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 1,048円 |
最近は初期費用無料のサーバーが増えたものの、大手サーバーでも初期費用が発生することがあります。初期費用は申し込んだときに1回支払うだけなので、あまり気にする必要はないものの無料はありがたいです。
WordPress簡単インストール機能がある

WebARENA SuiteSはWordPress簡単インストール機能があるのがメリットです。

WordPress簡単インストール機能とは、WordPressに必要はデータベース作成やWordPressシステムの設置がワンクリックで終わる機能。ほとんどの国内サーバーで利用できる。
しかし、ドメイン関連の設定など基本的で欠かせない設定の多くは、自分でしなければならない。
この機能があると従来のWordPressブログ開設より簡単にブログをはじめられます。しかし、同様の機能は大手サーバーだけでなく無料サーバーでも利用できます。そのため大きなメリットは言えません。
無料SSL対応

WebARENA SuiteSは無料SSLに対応するのがメリットです。

SSLとは、暗号化によるサイトセキュリティの1つ。SSL化されたサイトのURLは「http://」から「https://」に変わる。SSL化はSEOにも影響する重要な要素で、ブログ運営に欠かせない。
無料独自SSL証明書の1つであるLet’s Encryptを使えます。同様の証明書は格安サーバーや無料サーバーでも利用可能です。そのため無料SSLが使えるのは大きなメリットとは言えません。
WebARENA SuiteSのデメリットをレビュー
WebARENA SuiteSの7つのデメリットをレビューします。
請求書・口座振替は月額料金が高くなる

WebARENAは請求書・口座振替は月額料金が高くなるのがメリットです。実際に料金を比べましょう。
料金 | クレジットカード払い | 請求書・口座振替 |
---|---|---|
月額料金 | 327円 | 1,207円 |
初期費用 | 無料 | 1,100円 |
請求書払いをしたい会社や、クレジットカードを持っていない人は月額料金や初期費用が高くなります。支払方法の違いだけで4倍ほど月額料金が高くなるのは大きなデメリットでしょう。
稼働率非公開

WebARENA SuiteSは稼働率非公開なのがデメリットです。

稼働率とは、サーバー稼働時間のうちトラブルなく正常稼働した時間の比率。稼働率99.99%は、1年間(8,760時間)のうち1時間ほどしか停止せず、残りは正常稼働したことを示す。
稼働率がわからず、実際どこまで安定しているのか不明です。 WebARENA SuiteSのいい評判・口コミ ではトラブルがないという口コミがあったものの、本当に安定しているなら稼働率を載せるはずです。大手サーバーは稼働率実績を公開したり品質保証をしたりしています。
レンタルサーバー | 料金プラン | 稼働率 |
---|---|---|
WebARENA | SuiteS | 非公開 |
ConoHa WING | ベーシック | 99.99%品質保証 |
Xserver | X10 | 実績99.99% |
ロリポップ | ハイスピード | 実績99.99% |
mixhost | スタンダード | 99.99%品質保証 |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 実績99.99% |
NTTグループのブランドから感じる信頼感や安心感はあるものの、実情は公開されていません。
独自ドメインをもらえない

WebARENA SuiteSは独自ドメインをもらえないのがデメリットです。独自ドメインを取得できる名づけてねっと はあるもののドメインの割引やプレゼントはありません。
→ 名づけてねっと はこちら。

独自ドメインとは、世界に1つしか存在しないドメイン。当サイトは「mvno-osusume.com」という独自ドメインを使っている。WordPressブログには独自ドメインを使うのが一般的。
大手サーバーは、長期契約すると独自ドメインをもらえるキャンペーンが定期的に開かれます。キャンペーンを利用すれば独自ドメインの年間維持費1,200円ほどが無料です。
レンタルサーバー | 料金プラン | 独自ドメイン |
---|---|---|
WebARENA | SuiteS | もらえない |
ConoHa WING | ベーシック | 2個永久無料 |
Xserver | X10 | 1個永久無料 |
ロリポップ | ハイスピード | 1個永久無料 |
mixhost | スタンダード | 1個永久無料 |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | もらえない |
しかし、WebARENA SuiteSは独自ドメインをもらえないので毎年ドメイン代を支払わねばなりません。
PHPバージョンが古い

WebARENA SuiteSで利用できるPHPバージョンが7.2と古いのはデメリットです。PHPバージョンが古いと表示速度が遅かったり、特定のWordPressテーマが使えなかったりします。
レンタルサーバー | 料金プラン | PHPバージョン |
---|---|---|
WebARENA | SuiteS | 7.2 |
ConoHa WING | ベーシック | 7.4 |
Xserver | X10 | 7.4 |
ロリポップ | ハイスピード | 7.4 |
mixhost | スタンダード | 7.4 |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 7.4 |
WebARENA SuiteSで使えPHPバージョン7.2は、アクティブサポートが2019年に、セキュリティサポートが2020年に終了しています。公式サポートが終了したバージョンを使うと動作やセキュリティのリスクが増えるためおすすめできません。
転送量が10GB/日と少ない

WebARENA SuiteSは転送量が10GB/日と少ないのがデメリットです。

転送量とは、ブログを表示するための通信量のこと。スマホのギガ(データ通信量)に似ている。例えば、1日100GBの転送量のサーバーは100GBを超えると転送できず、アクセス制限される場合がある。
サイト運営者がサーバーにアップロードするときも転送量を消費する。
他社と比べましょう。
レンタルサーバー | 料金プラン | 転送量 |
---|---|---|
WebARENA | SuiteS | 10GB/日 |
ConoHa WING | ベーシック | 27TB/月 |
Xserver | X10 | 900GB/日 |
ロリポップ | ハイスピード | 600GB/日 |
mixhost | スタンダード | 18TB/月 |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 700GB/日 |
大手サーバーに比べると転送量が10分の1より少ないです。たくさんの人がアクセスするとアクセス制限されるかもしれません。
特に大きなデメリットなのが、同時アクセス数が80以下でなければならないこと。つまり80人が同じタイミングでブログにアクセスすると表示されなくなります。TwitterでバズったりYahoo!やGoogleで取り上げられたりするとすぐに80人以上がアクセスします。大きな集客・収益のチャンスを逃すのは残念です。
メールが使えない

WebARENA SuiteSはメールが使えないのがデメリットです。ブログ運営とあわせてメールマガジンを発行することなどはできません。
サポートがない

WebARENA SuiteSはサポートがないのがデメリットです。トラブルが生じたり操作が分からなかったりした時も自分で対処しなければなりません。マニュアルやweb検索を駆使しながら自己解決します。
ブログ未経験者はサポートのないWebARENA SuiteSは避けましょう。他社はしっかりサポートしてもらえます。
レンタルサーバー | 料金プラン | サポート |
---|---|---|
WebARENA | SuiteS | チャットポット |
ConoHa WING | ベーシック | 電話/メール/チャット |
Xserver | X10 | 電話/メール |
ロリポップ | ハイスピード | 電話/メール/チャット |
mixhost | スタンダード | メールのみ |
さくらのレンタルサーバ | スタンダード | 電話/メール |
WebARENA SuiteSはチャットボットはあるもの、これは良くある質問や検索機能と同じような役割しか果たしません。関連記事を紹介してくるだけです。
WebARENA SuiteSに関するよくある質問
WebARENA SuiteSに関するよくある質問に答えました。
WebARENA SuiteSはSuiteXとどう違う?
WebARENA SuiteSはSuiteXより月額料金が安いです。
SuiteXは月額料金1,497円~とかなり高く、同じ料金なら他社サーバーが優れています。SuiteXはメール機能が使えたり、管理者権限を3人まで渡せたりするため会社や個人事業主向けのサーバーになっています。
WebARENA SuiteSは自動バックアップできる?
WebARENA SuiteSは1日4回3日間の自動バックアップができます。自動バックアップの期間が短く、3日前の過去データにしか戻せません。そのため、サーバートラブルや誤操作による記事削除やデータ紛失があった場合、すぐに対処すべきです。忙しさのために忘れると戻せなくなるので注意しましょう。
WordPressのバックアップ用プラグインを使うか、バックアップ機能の充実した他社サーバーを使いましょう。 WordPressおすすめレンタルサーバー7選!失敗しない選び方5つはコレ! をお読みください。
WebARENAで独自ドメインを取得できる?
WebARENAと同じ運営元の名づけてねっとで独自ドメインを取得できます。
→ 名づけてねっと はこちら。
SuiteSを契約しても独自ドメインはもらえませんが、SuiteXを契約すれば独自ドメインが1年無料になります。しかし、名づけてねっとのドメイン料金はやや高めの設定になっているため、正直おすすめしません。
まとめ
WebARENA SuiteSは転送量が少ないためおすすめできないレンタルサーバーでした。デメリットが多いので、ブログ運営には向いていません。独自ドメインがもらえなかったり口座振替は月額料金が高くなったりします。
WordPressおすすめレンタルサーバー7選!失敗しない選び方5つはコレ! から探しなおすのがおすすめです。